気づいたら、介護を全部一人で背負っていた
介護が始まったとき、
最初から「一人でやろう」と決めていた人は、実は多くありません。
- できることは自分がやろう
- 今はまだ大丈夫
- 周りに迷惑をかけたくない
そんな気持ちの積み重ねで、
いつの間にか介護の中心が自分一人になっていることがあります。
そしてふとした瞬間に、
「なんで私だけこんなにしんどいんだろう」
と感じてしまうのです。
介護を一人で抱え込んでしまう人の特徴
介護を一人で抱え込んでしまう人には、
いくつか共通する傾向があります。
特徴①「自分がやらなきゃ」と思いやすい
- 家族だから当然
- 他の人に頼むのは申し訳ない
こうした思いから、
役割を自然と引き受けてしまいます。
最初は善意でも、
それが当たり前になると、
負担は少しずつ増えていきます。
特徴② 助けを求めるのが苦手
- 相談するほどでもない
- もう少し我慢できる
そうやって後回しにしているうちに、
相談するタイミングを失ってしまいます。
「ここまで自分でやったんだから、今さら頼れない」
そんな気持ちになることもあります。
特徴③ 頑張りが評価されなくても続けてしまう
介護は、
頑張っても目に見える成果が出にくいものです。
- 感謝されない
- 変化が感じられない
それでも
「やらなきゃ回らない」
という理由で、無理を続けてしまいます。
特徴④ 休むことに罪悪感がある
- 休んでいる間に何かあったらどうしよう
- 自分だけ楽をしてはいけない
こうした気持ちから、
心も体も休まらない状態が続きます。
抱え込みが続くと、何が起きるのか
介護を一人で抱え込み続けると、
次のような変化が出てくることがあります。
- 眠れない、疲れが取れない
- 些細なことで強くイライラする
- 人に会いたくなくなる
- 介護相手に優しくできなくなる
これは性格の問題ではなく、
負担が限界に近づいているサインです。
「一人でやらない介護」は甘えじゃない
介護を分担したり、
サービスを使ったりすると、
「逃げているみたい」
「家族なのに冷たいのでは」
と感じる人もいます。
でも実際は、
一人で抱え込まないことのほうが、介護を続けるために必要です。
介護は短距離走ではなく、
先が見えにくい長い道のりです。
抱え込まないためにできること
① できないことを言葉にする
- これ以上は一人では難しい
- 少し休みたい
こうした気持ちは、
弱さではなく「状況の共有」です。
② 役割を整理する
すべてを完璧にこなす必要はありません。
- 誰が何をするか
- どこまで自分が担当するか
を一度書き出してみるだけでも、
気持ちは整理されます。
③ 専門家に相談する
ケアマネジャーや地域の相談窓口は、
「困ってから」ではなく
**「困りそうな段階」**で相談して大丈夫です。
第三者が入ることで、
状況が客観的に見えてくることもあります。
こんな状態が続いたら要注意
次のような状態が続いていたら、
一度立ち止まるサインかもしれません。
- 介護のことを考えるだけで気が重い
- 何をしても楽しく感じない
- 常に時間に追われている感覚がある
これは「頑張りが足りない」のではなく、
頑張りすぎている状態です。
まとめ|介護は一人で抱え込むものではない
介護を一人で抱え込んでしまう人は、
責任感が強く、真面目な人が多いです。
だからこそ、
- 一人でやらなくていい
- 頼っていい
- 途中で形を変えていい
このことを、何度でも思い出してください。
介護は、
家族の人生と並行して続いていくものです。
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介護する側の気持ちが少し楽になる情報も整理していきます。
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